次世代を担う少年が夢と希望を持って心豊かにたくましく育ち、非行のない明るい社会になることは県民すべての願いであります。
しかしながら福岡県内の少年非行情勢を全国レベルで比較してみると、平成19年中に刑法犯で検挙補導された数は、大阪・東京・神奈川に次いで4番目です。しかしながら人口比率にすると5年連続全国ワーストワンの不名誉な結果となっています。また一方では、出会い系サイトを利用した児童買春事件や児童虐待事案等少年が被害者となる事件が頻発しています。
このような現状と社会背景を踏まえ福岡県警において、少年の非行防止と保護の両面にわたる総合的な対策を推進していますが、少年の健全育成を図るためには少年問題に係る関係機関・団体はもとより、家庭・学校・地域社会が「地域の子どもたちは地域で守り育てる。」という意識を共有し、一体となり取り組むことが不可欠であります。
そこで、NPO法人 筑豊山の会(申請中)が掲げるミッションのひとつである「子どもの健全育成を図る活動」の一環として行政・企業等の協働で、我が古里の名峰福智山を舞台に2泊3日(8月22〜24日)の冒険を企画しました。そして、自然の懐に抱かれた3日間を通じて少年たちは自らの心で自分・家族・地域社会、しいては地球の未来の在るべき方向性を見出して貰えると確信しています。
つきましては、上記趣旨及び活動に対し格別のご配慮を賜りますようお願い申し上げます。
2008年7月吉日
NPO法人 筑豊山の会(申請中)
理事長 太田 徹哉
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